活性NK細胞療法

NK細胞とは?

自然免疫系で働くリンパ球の一種であるナチュラル・キラー細胞(NK細胞)は、他の細胞の指令を受けることなく、がん細胞など異物を発見すると攻撃をすることができます。ナチュラル・キラー:生まれつきの殺し屋と呼ばれるゆえんです。

常に体中をパトロールし、がん細胞や異物の監視に務めていますが、20歳頃をピークにNK細胞の活性は下がると言われています。

活性NK細胞療法とは?

NK細胞活性の低下の要因は加齢の他に、ストレス、睡眠不足、食生活、薬剤などが影響します。また、がん細胞により活性が妨げれることも明らかになっています。がん細胞はNK細胞からの攻撃を逃れるためにサイトカイン(情報伝達物質)をNK細胞に放出して、その働きを抑えようとするのです。

NK細胞の活性が低下し働きが悪くなると、処理できないがん細胞が増えていきます。

そこで、NK細胞を体外で大量に培養し活性化させて体内に戻す技術が開発されました。それが活性NK細胞療法です。

活性化したNK細胞の力で、がんと十分に闘える自然免疫力を増強させる治療です。

活性NK細胞療法どのように作用するの?

患者さまから採血した25mlの血液からNK細胞を分離し、2週間かけて増殖・活性化し点滴で患者さまの体内に戻します。
するとNK細胞は体中を駆け巡り、がん細胞など異常な細胞を見つけると攻撃します。

NK細胞の代表的ながん細胞の認識方法は、NK細胞の表面にあるMHCクラスI受容体を使い、相手が正常細胞か否かを確認します。

正常細胞はMHCクラスI分子が出ていますが、MHCクラスI分子が出ていない細胞は異物と判断し、すぐに攻撃を開始します。

しかし、がん細胞のなかには正常細胞を装いMHCクラスI分子を出しているものもあるため、残念ながら、NK細胞がすべてのがん細胞を攻撃できるわけではありません。

活性NK細胞療法は誰でも治療を受けられるの?

活性NK細胞療法は、がんの種類、ステージに関係なく全ての方に受けていただけます。

活性NK細胞療法は誰でも効果が期待できるの?

残念ながら、アルブミンの値が低く栄養不良状態、自分の足で歩くことがでない、寝たきり、といった基礎体力のない方は、治療の効果を期待することは難しいと言えます。
しかし、そのような状態の方でも食欲が出てくる、気力がわいてくるなど、QOLの改善を期待することはできます。

活性NK細胞療法の治療スケジュール

1. 医療相談

患者さまの「がんの情報」(血液検査や画像診断など)と、治療に影響をおよぼすあらゆる要因を把握するために「患者さまの情報」(現在の身体的問題、仕事や生活習慣、ライフスタイル、人生観、家族・経済環境など)の医学的ポートレイトをもとに、標準治療を含む多くの医療資源の中から、患者さまと相談しながら、患者さまにとって真に必要な治療計画を組み立てます。

2. 初回検査

活性NK細胞療法による治療を選択された場合、まず、腫瘍マーカー、感染症検査を行います。

3. 採血と投与

2週間に一度、静脈採血と投与を6回繰り返します(1クール6回投与)。

※ 採血は通常の静脈採血になります。
※ 多価樹状細胞ワクチンと併用して行う場合は、採血は不要です。(特許第5856025号)
※ 投与は静脈に点滴で行います。

4. 治療の評価

1クール終了直後にQOLの評価を行った上で、腫瘍マーカー、画像診断を基に治療の評価を行います。
さらに、1クール終了3ヶ月後に再びQOLの評価を行い、腫瘍マーカー、画像診断を基に治療の評価を行い、今後についての計画を患者さまと相談しながら決めていきます。

活性NK細胞療法の副作用は?

患者さま自身の免疫細胞と免疫システムを利用するため、副作用はほとんどありません。
ごく希に、投与後数時間内に強い免疫反応により、悪寒や37~38度の発熱をすることがありますが、一晩で治まります。また、注射部位が赤く腫れることがありますが、一晩ほどで治まります。

治療費

活性NK細胞療法(単独)

(税込)

初診料 サービスにより無料
血液検査(初回) 初期検査(感染症、腫瘍マーカー検査) 16,200円
活性NK細胞療法 216,000円(1回投)
※1クール(6回投与) 1,296,000円

※健康保険適用外の診療のため、全額自己負担となります。
※価格は技術の進展とともに、予告なく変更する場合がありますことを、予めご了承ください。