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免疫細胞療法にとって十分な数のNK細胞及び単球を、少量の末梢血から得ることを可能にした技術が、日本・韓国・米国・スイス・ドイツ・フランス・イギリス・イタリアに続き、この度中国で特許が成立いたしました。特許証が手元に届きましたのでお知らせいたします。
免疫細胞療法の一種である、NK細胞療法や単球由来の樹状細胞ワクチンは、近年、多くの医療機関において実施されています。獲得免疫を利用する樹状細胞ワクチンと自然免疫を利用するNK細胞療法は、がん細胞の多様性という観点から併用療法として適用される場合が多くあります。
併用療法の場合、従来は樹状細胞ワクチン用の単球はアフェレーシス(成分採血)によって採取され、NK細胞は末梢血から採取し培養されます。従って、併用療法を行うには一般的に2回の採血が必要となります。
本発明は、わずか25mlの末梢血から、免疫細胞療法にとって十分な量の単球およびNK細胞を得ることができる技術です。患者さまの身体的負担を軽減しつつ、併用療法に有用な免疫細胞を提供することが可能となります。
中国特許:ZL201380034962.2
登録日:2020年6月16日
発明の名称:単球またはNK細胞を入手する方法
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