ご挨拶
私たち一人ひとりに個性があるように、がんにもそれぞれの個性があります。
同じ診断名や病期であっても、がん細胞の性質や患者さまの背景は一人ひとり異なります。
ふくろうクリニックでは、「がんの個性」と「人の個性」の両方を大切にし、詳細な病状の理解と、患者さまご自身の年齢や生活背景、価値観を踏まえた治療計画を心がけています。
特定の治療法に偏ることなく、その方にとって本当に必要な医療は何かを、患者さまとともに考える姿勢を大切にしています。
がん治療は、がんと向き合うためだけのものではなく、治療後の人生をいきいきと過ごすための医療であるべきだと考えています。
治療効果だけでなく、生活の質（QOL）にも目を向けながら、無理のない、納得のいく治療を目指します。
がん医療は日々進歩しています。
新しい知見を柔軟に取り入れながら、患者さま一人ひとりにとって最善の選択肢をご提案できるよう努めてまいります。
がんについて不安やお悩みがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
略歴
- 1964年札幌医科大学卒業。
- 慶應義塾大学附属病院にてインターン終了後、米国留学。
- ハーネマン医科大学にてリサーチ・フェロー、ペンシルバニア大学フィラデルフィア小児病院およびクリーブランド・クリニックにてクリニカル・フェロー修了。
- 順天堂大学講師、日本大学助教授、スタンフォード大学客員教授、カリフォルニア大学客員教授、杏林大学客員教授を経て、1988年
を設立、理事長を務める。 - 医学博士。一般社団法人国際個別化医療学会理事長、九段クリニック名誉院長を兼務。
主な著書等
- 『がんと宣告されたらどうする?ドクター・アベに聞く50のQ&A』（北辰堂出版）
- 『がんで死なない治療の選択 – アポトーシスの秘密』（徳間書店）
- 『Cancer Treatment – Conventional and Innovative Approaches』（INTECH）
- 『黄金なす曙』（文藝春秋）、『個別化医療テキストブック』（翻訳/国際個別化医療学会）
- 『最新の癌免疫細胞療法－リンパ球療法から樹状細胞がんワクチンまで－』（永井書店）
- 『糖尿病とつき合ってこの10年でわかったこと』（青萠堂）
- 『健康長寿の遺伝子にスイッチを入れる本』（青萠堂）
- 『インフルエンザのようにがんは「ワクチン療法」で解決できる』（青萠堂）
- 『人生の幸せは肝臓で決まる』（青萠堂）
他多数刊行。