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活性NK/NKT/ɤδT細胞療法

NK細胞、NKT細胞、γδT細胞とは?

NK細胞、NKT細胞、γδT細胞は、自然免疫系で働くリンパ球の一種です。いずれの細胞も他の免疫細胞の指令を受けることなく、独自の受容体を使ってがん細胞を認識し攻撃します。

ただしNKT細胞とγδT細胞は、T細胞の特徴も併せ持っているため、キラーT細胞のように樹状細胞により活性化され、がん細胞を認識してがん細胞をピンポイントで攻撃することもできます。

γδT細胞は細胞表面に多彩な受容体があり、正常細胞ががん化していく変化をとても敏感に感知することができます。

活性NK/NKT/γδT細胞療法とは?

NK細胞、NKT細胞、γδT細胞を体外でバランスよく大量に培養し、活性化させて体内に戻す技術が開発されました。(日本特許第5997296号)

活性化したこれらの免疫細胞を利用して、がんと十分に闘える自然免疫力を増強させる治療が活性NK/NKT/γδT細胞療法です。

私たちが提供する活性NK/NKT/γδT細胞療法は、少量の血液の単核球から複数の免疫細胞(NK細胞、NKT細胞、T細胞)にバランスよく分化・増殖させる技術で製造しており、この技術は、日本、台湾、韓国、米国で特許が成立しています。

活性NK/NKT/γδT細胞療法どのように作用するの?

患者さまから採血した25mlの血液からNK細胞、NKT細胞、γδT細胞を分離し、2週間かけて増殖・活性化し、点滴で患者さまの体内に戻します。
するとNK細胞、NKT細胞、γδT細胞は体中を駆け巡り、がん細胞を見つけるとそれぞれの方法で相手を確認し、がん細胞と判断するとすぐに相手を攻撃します。

NK細胞、NKT細胞、γδT細胞の攻撃方法は、パーフォリンという物質をがん細胞に放出し、がん細胞の表面に穴をあけ、その穴からグランザイムという物質を投げ込み、がん細胞のアポトーシス(プログラムされた死)を誘導します。

アポトーシスという細胞死は、核と細胞質が縮小していき、DNAが断片化してしていき最終的にマクロファージなどの貪食細胞によって掃除されます。

活性NK/NKT/γδT細胞療法は誰でも治療を受けられるの?

活性NK/NKT/γδT細胞療法は、がんの種類、ステージに関係なく全ての方に受けていただけます。

活性NK/NKT/γδT細胞療法は誰でも効果が期待できるの?

残念ながら、アルブミンの値が低く栄養不良状態、自分の足で歩くことがでない、寝たきり、といった基礎体力のない方は、治療の効果を期待することは難しいと言えます。
しかし、そのような状態の方でも食欲が出てくる、気力がわいてくるなど、QOLの改善を期待することはできます。

活性NK/NKT/γδT細胞療法の治療スケジュール

1. 医療相談

患者さまの「がんの情報」(血液検査や画像診断など)と、治療に影響をおよぼすあらゆる要因を把握するために「患者さまの情報」(現在の身体的問題、仕事や生活習慣、ライフスタイル、人生観、家族・経済環境など)の医学的ポートレイトをもとに、標準治療を含む多くの医療資源の中から、患者さまと相談しながら、患者さまにとって真に必要な治療計画を組み立てます。

2. 初回検査

活性NK/NKT/γδT細胞療法による治療を選択された場合、まず、腫瘍マーカー、感染症検査を行います。

3. 採血と投与

2週間に一度、静脈採血と投与を6回繰り返します(1クール6回投与)。

※ 採血は通常の静脈採血になります。
※ 投与は静脈点滴等で行います。

4. 治療の評価

1クール終了直後にQOLの評価を行った上で、T細胞応答サイトカイン検査(イミュノグラム)や腫瘍マーカー、画像診断を基に治療の評価を行います。
さらに、1クール終了3ヶ月後に再びQOLの評価を行い、イミュノグラムや腫瘍マーカー、画像診断を基に治療の評価を行い、今後についての計画を患者さまと相談しながら決めていきます。

活性NK/NKT/γδT細胞療法の副作用は?

  • 患者さま自身の免疫細胞と免疫システムを利用するため、副作用はほとんどありません。これまで重篤な副作用が起こったケースはありません。
  • 可能性のある有害事象として発疹、アレルギー・肝機能障害、ショックが挙げられます。ごく希に、投与後数時間内に強い免疫反応により、悪寒や37~38度の発熱をすることがありますが、半日程度で治まります。また、注射部位が赤く腫れることがありますが、一晩ほどで治まります。

治療費

活性NK/NKT/γδT細胞療法(単独)

(税込)

初診料 サービスにより無料
血液検査 基本検査(初回及び治療終了後) 16,500円
T細胞応答サイトカイン検査(イミュノグラム)(初回及び治療終了後) 55,000円
活性NK/NKT/γδT細胞療法 275,000円(1回投)
※1クール(6回投与) 1,650,000円

※健康保険適用外の診療のため、全額自己負担となります。
※価格は技術の進展とともに、予告なく変更する場合がありますことを、予めご了承ください。

※2019年8月より、がん治療として受けられる場合、初回血液検査に「抗p53抗体」の検査項目が新たに加わりました(検査費用は据置)。
がん抑制遺伝子であるp53の変異は、さまざまな種類のがんで最もよく認められます。抗p53抗体は、遺伝子変異を起こしたp53蛋白に応答して産生されます。
胃がん、食道がん、卵巣がんを含む数種類のがんで、p53変異と抗p53抗体の強い相関関係があることが報告されています。
p53遺伝子変異は様々ながんの初期段階で発生するため、血清中抗p53抗体は早期段階でがんを検出するのに役立ちます。