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Oxford University Pressより『Ovarian Cancer Immunotherapy』が10月に刊行決定

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1478年創業の世界最大の大学出版社、オックスフォード・ユニバーシティ・プレスより「Ovarian Cancer Immunotherapy」(卵巣がんの免疫療法)と題した書籍が2018年10月に刊行されることなりました。

世界中の著名な医療機関の専門家チームが各章の執筆を担当し、卵巣がんの基礎科学概要から、卵巣がんにおける免疫療法の臨床と治療まで網羅しています。

大変名誉なことに、院長の阿部博幸医師が執筆依頼を受けて1つの章を担当いたしました。章のタイトルは「 Heat Shock Protein Vaccine Therapy for Ovarian Cancer」。

卵巣がんは初期症状がほとんどなく、早期で見つかるのは3割程度と言われています。つまり、診断された時点で7割の方が進行していることになります。化学療法も進化しているとは言え、進行した卵巣がんには難しく、予後が厳しいがんの一つとして知られています。

新たな治療法が模索されるなか、免疫細胞や免疫の仕組みを利用したがん治療も有望な新しい治療の一つと考えられています。阿部先生らが担当した章では、ヒートショックタンパクを使った新規開発の多価樹状細胞ワクチンについて議論しています。

ご興味のある方はオックスフォード・ユニバーシティ・プレスのウエブサイトへとうぞ。

Oxford University Press

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